南雲吉則著「50歳を超えても30代に見える生き方」、「50歳を超えても30代に見える食べ方」を2冊まとめて読みました。
医師によるアンチエイジングの本でした。
著者の南雲氏はナグモクリニックの院長だそうで、検索してみたらナグモクリニックは美容整形などを扱う女性向けの医院でした。そこの院長なら若く見えればそれだけで広告効果があるでしょうし、こういう本を書くのも納得。
食事法として、一汁一菜を一日3食、または一日一食とすることを薦めていますが、食べ過ぎないよう心がけるのは良いとして、ちょっと極端のような。一日一食の場合は、夕食のみだそうです。自分なら、どうしても一食にしなくてはならないなら朝食だけにするかなぁ。
食べたらすぐ寝るのは基本、とも言っていますが、食べてすぐ寝ると胃がもたれて気持ちが悪くなるので同意できかねます。消化にもよくないはずなんだけど。どうして医師がこんなことを言うのか、ちょっと理解できません。
食べ過ぎないこと、お酒はほどほどに、煙草は吸わないこと、十分に睡眠をとること、身体をしっかり動かすこと、など大筋は同意できるのですが、具体的な「ナグモ式」なるアンチエイジング術になると、オリジナリティを出そうとするあまりあやしくなってくる感じです。
すべてを真に受けることなく、納得いくところだけつまみ読みするのが良い本かなと思います。