アトピー性皮膚炎の食事療法による治療についてまとめた本で、「油を絶てばアトピーはここまで治る」の続編です。
内容は「油を絶てば…」とかぶる部分が多いのですが、前の本から5年経っている分、情報が少し新しくなっています。たとえば、ご飯(米)の説明の中で、重症の場合でも安全な代替製品を紹介していたりします。ファンケル社製の「発芽米」と「発芽米ふっくら白米仕立て」は、特殊な製法で米のタンパク質を1/20に分解してあるそうです。
「油を絶てば…」とどちらか1冊だけ選ぶとしたら、「油を絶てば…」の方が実践しやすく構成されていると思います。
P. 95の表より、脂質量ごとの魚の一覧をメモ。
- 3%未満
- あこうだい(あかうお)、あゆ、いとより、かつお(そうだがつお)、きす、こち、さより、とびうお、にべ(ぐち)、はぜ、ふぐ、わかさぎ
- 3~5%未満
- あじ、あまだい、すずき、紅ざけ、ほうぼう、めばる
- 5~10%未満
- あなご、いさき、かます、このしろ、さわら、ししゃも、まだい(天然)、ぼら
- 10%以上
- まいわし、うなぎ(養殖)、こい、さば、さんま、まだい(養殖)、たちうお、にしん、はまち(養殖)、ぶり、くろまぐろ・脂身
できるだけ10%以上のものを選んで食べれば良さそうです。たちうおととびうおって、自分の中では「長い魚」という風にひとくくりにしてたけど、全然脂質の量が違ったのね。魚中心で献立を組めるよう、レパートリーを増やして行かねば。