マグダミリア三つの星 I 暁の王の章

高殿円の処女作らしい。が、現在は絶版。図書館で借りるか、古書店を探すしかない。

「王子と乞食」がモチーフとなっていて、さすがの面白さ。挿絵がいい。

説明文より。

国王の生誕祭に沸く街を、少年はひとりで走っていた。
少年の名はアルフォンス=ユイエ=グランヴィーア。齢十六にして在位五年を数える、パルメニア王国の真の統治者である。
だがアルフォンスはいま、群衆にまじって王宮のバルコニーを見上げていた。そこに立つのは自分と同じ顔の…――。
――三つの星の伝説マグダミリアが、ひとつの国の歴史を動かす。
究極のヒストリカル・ファンタジー、ここに開幕!