キス&ネバークライ

「きみはペット」を読破した勢いで、全11巻を大人買い。うーん、Amazonの戦略にどっぷりハメられている。けど、後悔なし。

紙の本は今のところ絶版の模様。そろえるなら電子書籍または古本しかないのかな。紹介文に「ラブコメ!? スポ根!? ミステリー!?」とあるけど、ラブコメと呼ぶにはテーマが重い気がする。児童売春だの、性虐待だの、読んでいていたたまれなかった。そんな中にもコメディ要素は散りばめられているのだけど、軽く笑って読めるタイプのストーリーではない。

「ミステリー」というのも、ちょっと違う気がする。これはミステリーというより、サスペンス。

「きみはペット」からは、人物の顔の絵柄がずいぶん変わっていた。絵柄というか、主に鼻と口の描き方が変わっただけなんだけど。「きみはペット」の登場人物が脇役として登場する際、はじめのうちは「きみはペット」のときと同じ絵柄だった。つまり、「きみはペット」の人物だけ「キス&ネバークライ」のオリジナル登場人物とは絵柄が違う。それが、巻が進むにつれて新しい絵柄に合わせて変化していくのが面白かった。

一気読みしちゃう本だったけど、胸が痛むので頻繁に読み返したくはないかな…。