紹介文より。
メースフィールド公爵のカントリーハウスに招かれたエドガーとリディアは、そこでシルヴァンフォード公爵家の唯一の生き残り、キャスリーンに遭遇する。彼女はエドガーに意味ありげな視線を送り、エドガーも彼女を無下にできない。もう捨てたはずの過去がエドガーを追い回し、リディアを苦しめる。「僕に運命、感じているんだろう…?」エドガーのそんな言葉を信じたいリディアなのだが…!?
目次
- それぞれの胸騒ぎ
- 狩りと貴婦人のサロン
- 幻の船と迷子の白鳥
- 女の意地もプライドも
- たくらみに翻弄されて
- 真実を見失わないように
- 暴かれた罪
- 荒野を舞う白い翼
妖精国への地図。というか、道案内。
船はウィッカーボン、春分の日を過ぎた満月の夜、緑の荒野を旅立つべし
たどるは、先祖が新天地を求め旅立った路。
石の上に陽が昇り、果ての地に陽が沈む。
二つのブリテンに横たわる魔法線の彼方、神聖な力が重なる場所。
リオネスを越えて。
舵と鍵を持て。海原に至福の島を見出すために。