木もれ日を縫う

東京にバラバラに暮らす三姉妹、ファッション業界で働く三女の紬(つむぎ)、女っ気のない職場で働く男勝りな次女の麻弥、コンサバ専業主婦な長女の絹代。田舎の母とは疎遠で、その母は1年半前に失踪。なのにある日突然パッチワークを娘たちに渡すために訪ねてきて…。

「思い出のとき修理します」と同じく種も仕掛けもある、超自然現象は一切ないのに不思議な感覚が残るファンタジー。うん。ファンタジー。

  1. 母の登場
  2. 男嫌い
  3. 襤褸をつなぐ
  4. 飯食わぬ女房
  5. 母とにせもの
  6. けっして覗いてはいけません
  7. 山姥と三姉妹