ぼくは勉強ができない

山田詠美著「ぼくは勉強ができない」を読みました。

ビリギャルの中にタイトルが出てきたので、読んでみました。

勉強はできないが女の子にはモテる主人公「時田秀美」の一人称小説。「勉強ができない」と言っているけど、どう見ても聡明だし、単に「勉強しないから学校の成績が悪い」というだけの少年です。作者にとっての理想の少年像なのかな。

読みながら、「夢見る少年の昼と夜」を思い出しました。似たところがあるようで全然ないのに。

こういう少年は、どんな大人になるのでしょう。起業して成功するのは、こういう人かもなぁ、と思いました。