鹿鳴館の貴婦人大山捨松

久野明子著「鹿鳴館の貴婦人大山捨松」を読みました。

日本初の女子留学生のひとりである大山捨松の伝記。とてもドラマチックで面白かった。大河ドラマの主人公にうってつけな感じで。

女性のパイオニアとしていろいろな道を切り開いて行く姿や、上流の社交界での華やかな活躍ぶりは、少女マンガにしても面白そうだな、などと妄想しながら楽しみました。言葉もわからず海を渡って、大学で常にトップクラスの成績を納めるなんて、すごいなぁ…。持って生まれた素質ももちろんあったのでしょうけど、それより新しい国を作っていこうという責任感によるものが大きかったのではないかと思います。

今の時代に、こんな風にドラマチックに生きている人がどれだけいるかしら。知らないだけで、実はいるのかな。