3年後のカラダ計画

槇村さとる著「3年後のカラダ計画」を読みました。

人気漫画家による「大人ダイエット」。なのだそうです。でも、ちょっとがっかりしちゃったな。がっかりの理由はふたつあります。

ひとつはイラスト。槇村さとるの本というからには、あの華麗な絵が入っているものと想像してたのに、ラフ画みたいな絵ばかりなんだもの。槇村さとるらしいイラストは表紙だけでした。たぶん、自分をきれいに描くことに抵抗があって敢えてああいう絵にしたのじゃないかと思いますが、でもあの絵じゃ期待を裏切られちゃうのですよね。

もうひとつは、「大人ダイエット」を謳っている割には子供っぽいこと。ちょっと話題になれば何でも試してみるって、分別のある大人の態度じゃないのよね。無邪気でかわいいなとは思うけど。

ジョーバ、エネマ、MBTシューズなど、モノに頼っている姿勢もあまり共感できません。確かに体重は落としたかもしれないけど、家の中は片づいているのかしらん。モノであふれてそうな。

ジョーバって、体力が落ちて普通に運動するのに支障のあるような老人には効果があるかもしれないけど、健康な人は普通に運動して筋力付けた方がいいよね。エネマなんてこの本を読むまで聞いたこともなかったけど、要するに浣腸でした。お通じを日常的に浣腸に頼るって、何か間違ってると思います。MBTシューズだって、リーボックのイージートーンの親戚じゃないのかしら。イージートーンはアメリカで誇大広告を指摘された裁判で負けて、返金する騒ぎになっていたはず。そもそも「脚フェチなのでコンフォートシューズは履く気にならない」と言っている割に、MBTシューズなら平気なのか。

「献立を作らない」という食事法にも、ちょっと首をかしげました。とても時間に余裕のある家庭には良いのかもしれません。けど、一般的なサラリーマン家庭は帰宅後にだらだら一品ずつ作りながら食事するような時間はないからなぁ。それに、そもそもうちはお酒飲まないから、いきなり食事開始だもんね。そこでおかずだけ作っておいて、最後に「やっぱりご飯食べたい」となったら、ご飯が炊けるまで1時間待ちですか。やってられません。

食材は旬のものを使うとか、発酵食品は積極的に摂りたいとか、うなずける部分もあるけど、総合的に見ると流行りモノに振り回されている浮ついた印象がぬぐえないんですよね。わたなべぽんさんの本だと、そういうものに囚われていた自分に気づいて、少しずつ解放されていく過程を描いているので素直に共感できるんだけど。

そんなわけで、流行り物の紹介本としては面白かったけど、残念ながら手元にいつも置いて読み返したくなるような本ではありませんでした。やっぱり、スリ真似のぽんさんが一番いい。