バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。

鈴木琢也著「バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。」の読後感。

表紙の写真のイメージから、ビリギャルの2番煎じ的な本かなと思っていたら、全然違いました。2番煎じどころじゃありません。断然面白い。

ビリギャルは、もちろん本人も頑張ったに違いありませんが、どちらかというと「いかにして腕利き塾講師がビリギャルを指導して受験を乗り越えさせたか」という話になっていたように思います。著者が本人じゃなくて塾講師だから、そういう視点になるのは仕方ないんですけどね。でもそれだけでなく、感動的な物語に仕立て上げるために重要な情報を敢えて伏せるなど、脚色も多かったみたいだし。

それに比べると、この本は著者が「バカヤン(失礼…)」その人なので、文章から伝わってくる「やる気」の凄まじさがまったく別次元なのです。こういう人がGLOBISに就職っていうのは、すごく納得。下手な実務経験なんかより、よほどすごい人生経験積んじゃってるもんなぁ。GLOBIS側にしてみたら、まさに願ったり叶ったりな応募だったのじゃないかしら。

著者の大学編入試験合格に触発されて、お父さんが資格取得の勉強を始めたというのも、気持ちがわかる気がしました。この本を読んだら、自分だって勉強したくなるもの。まして身近にその経過を一緒に見ていた人なら、なおのこと。

何か新しいこと始めたくなっちゃった。