会社を辞めないという選択

読み始めると内容が薄くてすぐうんざりするくせに、この手の本って不思議とすぐまた手を出してしまう。

この本もまあ、目次を見ただけで終わるタイプ。

目次

第1章 起業家思考があなたの強みを活かす

自分が今の会社にいる理由とは

  • 会社員が持つべき “スタートアップマインド”
  • 会社が取り組んでいるのは「究極のチーム戦」
  • 個人が持っている力をより強くするのが会社である
  • 「自分が会社に与えることが出来るもの」を考える

会社を “使って” やりたいことをやるには

  • 会社は完成品ではない
  • 会社を “使う” という考え方

あなたのビジョンと会社のビジョンを考える

  • 会社員一人ひとりが事業戦略を立てよう
  • 組織のイメージは、水戸黄門様御一行!?
  • 人・お金・時代に対する感覚を持つ
  • アイディアの実現に向けてプレゼンをしていく

会社員は最もかっこいい働き方ができる

  • ドバイで大ブレイクしたヨックモックから学ぶこと
  • 「給料分働いている」の「給料分」ってどれくらい?
  • 何を失敗と定義づけるか
  • 社会人10年目からの自分のストーリーが面白くなる

第2章 会社に居るからこそ社会を大きく変えられる

今の社会に足りないものは一体何か

  • ビジネスの本質とは、社会に影響を与えること
  • 会社とは、レゴブロックで組み上げられた作品である
  • 見るべきは、社内で戦う相手よりも、会社のビジョン
  • どんな仕事にも社会的意味はある

社会はあなたにどんな能力を求めているのか

  • 価値のあるモノやサービスの生み出し方
  • 自分が選択すべきことはどれか?
  • イノベーションは一部の天才のものではない
  • 共感を呼ぶ鍵は “視点” の数
  • 自分の仕事の限界は決めない

会社を、そして社会を、あなたが生き延びさせる

  • 自分のビジョンを作るには
  • 「人生に無駄はない」のワナ
  • 社会に影響を与えているという確信を得るには
  • いいことも、嫌なことも、すべて「言語化」する
  • 社会と向き合うために必要なこととは

黒子から黒幕へ

  • 価値観の軸は三つ持つ
  • 「私に何を足したらもっとよくなると思いますか?」
  • 名前の見えない仕事で求められる=黒幕

第3章 個人を活かすチーム作りと成長戦略

苦手な人は良い持ち駒になる

  • 反りが合わない人とチームを作るという発想
  • “1万分の3” の共通点
  • ロールモデルポートフォリオのススメ

欠点を埋めるより、長所を鋭利にすべし

  • 最強のチームを作るには、抜けを埋める発想を
  • 順番は、①長所を伸ばす ②欠点を直す
  • スキルと持ち味の両方を活かす
  • 仲間の戦力を引き出す関わり方とは

“怒る” という価値の減少

  • トラブルの時にチームの力量が表れる
  • 共感的アプローチこそ社会の進化形
  • ピンチの90%は「人」によって切り抜けられる
  • 自分が組むべき相手がわかる瞬間

第4章 IT、地域、情報格差
――ビジネスで人を幸せにするには

情報格差が広がりすぎている

  • 地方の高齢者を置き去りにして完結しているITの世界
  • 居場所としてのお茶の間をタブレットのなかに
  • 人生に無駄はなかった

本当の意味でのモバイルワークを

  • 田舎に溶け込まずに活動していく
  • 「3年年収」の考え方と、「シェア」という新しい価値観

無力感を超えて

  • 初めてのタブレット講座は大失敗
  • 最年少が80歳の限界集落
  • お年寄りが、地域が、変わり始めている
  • 日本全国のエネルギー総量を上げるには

Questions

  1. 会社員にとってのスタートアップマインドとは、何だと思いますか?
  2. あなたの会社がサッカーチームだとすると、あなたはどういうポジションで、どういう役割を担っていますか?
  3. 今のあなたの仕事は、会社にとってどんな意味がありますか? また、あなたの個性はどう役に立っているのでしょうか?
  4. あなたの会社は、社会に対してどんな価値のあることをしていますか? あなた自身も、会社を通して社会に貢献しているでしょうか?
  5. あなたの会社のビジョンは何ですか? あなた自身のビジョンは、それにどう関わっていますか?
  6. あなたの考えた会社のホームページで、あなたの部署や会社のあなたの仕事はどう登場するでしょうか?
  7. あなたの会社に、不人気な部署やポジションはありますか? あなたならそこでどういう変革を起こせるでしょうか?
  8. あなたの周りにいるメンバーを活かすとしたら、どんな組織が作れますか?
  9. あなたのチームには、どんなキャラクターの人がいて欲しいですか?
  10. あなたの部署で、3年後にメインとなっているビジネスは何でしょうか?
  11. あなたは会社に居続けることと起業すること、どちらがかっこいいと思いますか?
  12. 出資者・経営者の側からあなたの仕事を考えてみると、給料はいくらになると思いますか?
  13. 失敗とはどの程度のことなのでしょうか? あなたが経験した “失敗” は何ですか?
  14. 年齢と共に可能性や選択肢は広がっていくか、狭まっていくか、どちらだと思いますか? また、その理由は何でしょうか?
  15. あなたがニッチビジネスを仕掛けるとしたら、どんなものが思い浮かびますか?
  16. あなたは会社にとってどんなパーツでしょうか? そのパーツはどんなイメージですか?
  17. あなたの会社のビジョンは、誰が設定し、実行しようとしていますか?
  18. あなたの目の前にある仕事の社会的意味は何ですか?
  19. 今のあなたには、人々にとって価値のあるどんなモノやサービスが生み出せますか?
  20. これまで、「今自分がやるべき事」という確信を持って何かを選んだ瞬間がありますか?
  21. 今のあなた自身の仕事によって、誰がどう変わりますか?
  22. あなたは自分とは違った視点を持つ人たちと交流する時間を設けていますか?
  23. あなたの仕事の中で、あなた自身が好きと言える小さな部分はどこですか? あるいは、これから好きになれそうな部分はどこですか?
  24. あなたの過去に何をどう肉付けしたら、ビジョンが作れますか?
  25. あなたは上司に命じられたことを論理的にとらえ、自分のやり方を提案していますか?
  26. あなた自身が仕事で何かを残したという体験は、どういうものですか?
  27. あなたがやりたいこと、不満に感じていることは何か、言語化できますか?
  28. あなたがふだん不自由・理不尽に感じている社内での行為を、愚痴ではない言葉で言い換えてみてください。
  29. あなたが昇っている軸は、三つのうちどれですか?
  30. あなたは、自分に足りないものが何かを把握していますか?
  31. あなたの強みは何ですか? その強みは、どういう人たちに伸ばしてもらえると思いますか?
  32. あなたは苦手な人とコミュニケーションを取るために、どんな努力をしていますか?
  33. あなたが職場で苦手だと思っている人と、あなたとの共通点は何ですか?
  34. あなたの身近な人を素材に、ロールモデルポートフォリオを作ってみると、どんな人ができますか?
  35. あなたの部署をチームに見立てたとき、足りない力はなんですか?
  36. あなたは部下や後輩の直すべき欠点について、どのように話をしていますか? その際、意識的に行っていることはありますか?
  37. あなたの部署のみんなの、それぞれの持ち味は何ですか? それは仕事をする上でどう役立つでしょうか?
  38. チームのメンバーに、あなたがどんなアプローチをすれば、相手が変わるでしょうか?
  39. 最近誰かに怒られましたか?その怒りの原因を突き止めましたか?
  40. 部下や後輩の共感を得るために、どんな工夫をしたらいいでしょうか?
  41. あなたはこれまでに遭ったトラブルを、どのように切り抜けましたか?
  42. あなたには今、仕事上で本当の仲間だと確信を持てる人が何人いますか?

Cases

  1. 誰かが困っていることは、必ずビジネスになる。
  2. 人生経験や逆境から、社会に必要なことが必ず見えてくる。
  3. 自分のテーマや主義を発信していけば、各地から同じ志の人が集まってくれる。
  4. 今はお金にならないことでも、3年後を見据えてやっておいたほうがいいこともある。
  5. 情報発信とトライ&エラーでビジネスができあがっていく。
  6. 新しい事業に取り組むには、異なる視点を持つ、新しいチームを作るのがベスト。
  7. 現場から学ぶ。そして、とにかく現場で行動する。
  8. 自分の何がどこの社会に求められているかは、いつか必ずはっきりわかる。どんな立場の人でも社会から求められている。

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