永田良隆著「油を絶てばアトピーはここまで治る」を読みました。
臨床研究に基づいて、アトピー性皮膚炎の食事療法による治療についてまとめた本。
食事療法の基本的な方針は、こんな感じです。
- 植物油(オメガ6脂肪酸=リノール酸)の摂取を減らす。
- 動物性タンパク質の摂取を減らす。
- カロリー過剰な場合は、適正カロリーに抑える。
アトピー症状の程度ごとに、どこまで食事制限が必要なのか詳しく解説してありました。重症になると、お米もダメなのね…。だけどそれも、ずっとでないなら何とか頑張れそう。
自分自身はアトピーではありませんが、就学前にひどいアレルギーだったそうなので、たぶんアレルギー体質なのだろうと思います。だから、気をつけないといろいろアレルギーが出ちゃうんですよね、きっと。
驚いたのは、卵の消化についての解説。成人の女性でも、完全に卵を消化できるのは1~2個なのだそうです。それ以上食べると、アレルギーのもとになってしまうらしい。ただし、こうしてアレルギーのもとを摂り過ぎてもアレルギーが出る人と出ない人がいるわけで、そこのメカニズムはまだわかっていないそうです。でも、とにかく私は食べ過ぎたら確実にアレルギー症状に結びつく方だろうと思います。
原因不明の軽い鼻炎や、アレルギー性結膜炎が続いているのも、脂肪の摂り過ぎが原因なのかしらん。一度、しっかり食事制限してみようかと思います。