マリー=モニク・ロバン著「モンサント――世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業」を読みました。
アメリカの遺伝子組み換え大手企業のドキュメンタリー。
なぜアメリカでこんなに「有機栽培(オーガニック)」モノがよく売れるのか不思議でしたが、納得できました。実際には無農薬かどうかよりも、遺伝子組み換えかどうかを気にしているのですね。遺伝子組み換えの原材料を使っているかどうかについても、アメリカでは「ラベル記載しなくて良い」のではなく「ラベル記載を禁止されている」ことにびっくりしました。
遺伝子組み換えの農作物が、生物環境も汚染するというのは、言われてみれば当たり前のことなのに、この本を読んでやっと気づきました。外来種が持ち込まれた場合と、まったく同じ問題が起きるわけなのですね。
できるだけ原材料が国産のものを摂るようにしたいと思いました。輸入モノを選ぶ場合には、十分注意しないといけませんね。輸入品を買うなら、原則オーガニックかな。
日本にもきっと同じような構図はあちこちにありそうだけど。知らないということは、怖いことです。できる限り勉強していこう。